こんにちは、限界集落に住んでいます。
コロナ禍からの副業ブームで田舎でもできるんじゃね?と思って色々やってみましたが、正直なところ「一筋縄ではいかない」です。
今回は、僕が実際に限界集落で挑戦してきた5つの副業について、リアルな体験とともに綴ります。
失敗したもの、失敗したもの、そして続けているものまで、赤裸々に語っていきます。つまり大体失敗しています。
① メルカリ物販|化粧品・つけまつげ販売
最初に挑戦したのが「メルカリ物販」。
安価な化粧品やつけまつげを仕入れて販売しました。
最初は売れるたびに嬉しく、梱包も手間ではありませんでした。
しかし、徐々に「利益が薄い割に手間が多い」ことに気づきます。
- 売上の3割が送料と手数料で消える
- 梱包・発送に時間がかかる
- 競合との価格競争が激化
- 発送するコンビニが遠い
結果:時給換算が100円以下に…。撤退。
② プラモデル制作販売|趣味が副業に?
次に試したのは、自分の趣味でもあるプラモデルの組立&塗装品の販売です。
一点物として喜ばれたこともあり、リピーターが付いたこともありました。
しかし――。
- 制作に膨大な時間がかかる
- 手を抜くと作品としての価値が落ちる
- 単価を上げにくい
- 配送業者遠すぎる
- 著作権まずくない?と気がつく
結果:ビジネスとしては不採算+著作権問題が気になり撤退。現在は“趣味”として制作塗装のみ継続中。
③ マイニング|旧PCで10万円稼いだが…
当時は仮想通貨バブル。
「眠っているPCを使って稼げる」と聞き、持っていたグラボにプラスしてもう一枚グラボと電源を購入。マイニングに挑戦しました。
- 投資は約5〜6万円
- 約半年で10万円近く稼げた。が電気代も考えたら損益ほぼなし。
- 昼夜を問わず稼働し、騒音と熱との戦い
しかし、電気代が高騰してしまい利益率が激減。
結果:電源を落とし、設備は父のPCに転用。
④ 3Dプリンターでのデータ制作&販売
アイデアを形にできる3Dプリンターを導入し、自作データを作って制作、販売しています。
この副業の魅力は「自分の発想を商品にできる」点です。
- データ制作は楽しいしスキルアップになる
- たまに売れると嬉しい
- でも…薄利!
結果:継続中だが“利益目的”より“創作欲”がメイン。
⑤ 狩猟|田舎だからこそできる“命と向き合う副業”
都会ではなかなかできない副業として、僕は狩猟(罠猟)も始めました。そもそもは地域の産業への貢献のためだったのですが。
- 罠免許を取得し、自治体の補助で箱罠を導入。誘引餌は米糠なので精米所でタダでもらってきています。
- 有害鳥獣を捕獲すると、年間で20万円ほどの報奨金。ただし捕獲できるかどうかは年によって差があります。
- 命を奪う行為の重みが想像以上。
自然と向き合う日々の中で「命の重み」や「人間としての営み」について考えるようになりました。
収入以上に、価値観を深めてくれる副業でした。狩猟単体での利益や価値はおそらく個人による。
💡 まとめ|田舎副業のリアルとは?
- どれも一長一短。効率だけで見ると割に合わないことも多い
- それでも「都会にはない価値」「やりがい」がある
- 田舎だからこそできる“副業スタイル”がある
- メインの仕事とシナジーがあると続けやすい
「生活に役立ち、無理なく続ける」
くらいの気持ちでやるのが副業を続けるための“本質”かもしれません。というか普通に仕事のパフォーマンス下げてまでやるもんじゃないと思います。